この記事は次の公式情報をもとにしています(確認日:2026年11月4日)。手続きの細かい点は市区町村で違うため、申請先で確認してください。
この記事の結論
墓じまいの時期に決まりはありません。家族・親族の合意 → 改葬先の決定 → 改葬許可 → 法要と工事の順に段取りが進むので、法要の予定や季節を目安に、余裕をもって逆算して始めます。まずは親族への相談から始めましょう。
墓じまいを考え始めるきっかけ
- お墓を継ぐ人がいない、子どもに負担をかけたくない
- お墓が遠く、お参りや掃除に通えない
- 親が高齢になり、元気なうちに決めておきたい
- 親の死去をきっかけに、実家とお墓のことを整理したい
どのきっかけでも、墓じまいは一人で決められるものではありません。お墓に眠る人に関わる家族・親族と話し合うことから始まります。
時期の決め方
墓じまいの時期に法律上の決まりはありません。いくつもの段取りが続くので、次の点から逆算して決めます。
| 決める目安 | 考えること |
|---|---|
| 法要の予定 | 年忌法要やお盆・お彼岸など、親族が集まる時期に合わせると相談や閉眼供養がしやすい |
| 季節 | 屋外の工事なので、雪が多い地域では冬を避けるなど、現地の気候を考える |
| 改葬先の準備 | 改葬先を決めて受入証明書をもらうまで、改葬許可の申請はできない |
| お寺・石材店の都合 | 閉眼供養や工事の日程は、お寺と石材店の予定に合わせる |
全体の段取りは「墓じまいの流れと必要な書類」にまとめています。

読者
兄弟で意見が分かれそうで、言い出しにくいです。

くらべて決める
最初から結論を出そうとせず、「お墓のこれからを一度相談したい」と持ちかけるのがおすすめです。下の「決めておくこと」を話し合いの材料にしてみてください。
家族・親族に相談するときに決めておくこと
- 墓じまいをするかどうか、いつごろ進めるか
- 遺骨をどこへ移すか(永代供養・樹木葬・納骨堂・散骨・手元供養)
- 費用を誰がどう負担するか
- 手続きを誰が進めるか(申請する人)
- お墓の名義人(墓地の使用者)は誰か
改葬許可を申請する人がお墓の名義人でない場合は、名義人の承諾書が必要です(墓地、埋葬等に関する法律施行規則 第2条第2項第2号)。誰が申請するかを、早めに決めておくと手続きが進めやすくなります。
相談のときに用意しておくと話が早いもの
- お墓に納められている人の名前と、亡くなった年(申請書に書く項目です)
- 墓地の管理者(お寺・霊園・自治体)と、名義人
- 遺骨の行き先の候補(「遺骨の行き先5つの違い」)
- 頼み先の候補(「墓じまいの頼み先3つの違い」)
お寺の墓地の場合は、親族の考えがまとまったら、早めにお寺にも相談します(「檀家をやめるときの流れ」)。
