この記事は次の公式情報をもとにしています(確認日:2026年11月4日)。手続きの細かい点は市区町村で違うため、申請先で確認してください。
この記事の結論
永代供養は、お寺や霊園が家族に代わって、遺骨の供養と管理を続ける方法です。ほかの人と一緒に納める「合祀」と、一定期間は個別に安置する形があり、合祀すると遺骨を取り出せなくなるのが一般的です。契約前に、安置の期間と供養のしかたを書面で確かめます。
永代供養とは
永代供養は、お墓を継ぐ人がいなくても、お寺や霊園が遺骨の供養と管理を続けてくれる方法です。家族がお墓の管理や掃除を続ける必要がないため、墓じまい後の行き先として選ばれています。
「永代」とありますが、遺骨をずっと個別に置いておくという意味ではありません。どのくらいの期間、どんな形で供養するかは、お寺や霊園ごとの契約で決まります。
合祀と個別安置の違い
| 形 | 中身 | 注意点 |
|---|---|---|
| 合祀(ごうし) | 最初から、ほかの人の遺骨と一緒に一つの場所に納める | あとから遺骨を取り出せなくなるのが一般的 |
| 個別安置のあとに合祀 | 決められた期間(十三回忌まで、など)は個別に安置し、その後に合祀する | 期間が終わったあとの扱いを確認する |
| 個別のまま | 区画や納骨堂のスペースを使い続ける形 | 管理費がかかるか、契約の更新があるかを確認する |

読者
合祀にすると、あとで後悔しないか心配です。

くらべて決める
合祀にすると遺骨を取り出せなくなるのが一般的なので、家族全員が納得してから決めましょう。迷うなら、一定期間は個別に安置する形を選ぶ方法もあります。
永代供養の主な場所
- お寺の境内にある永代供養墓・合祀墓
- 霊園の合葬墓
- 納骨堂(屋内の施設)
- 樹木葬(樹木や草花を目印にする区画)
どれも、遺骨を納める場所は法律で許可を受けた墓地や納骨堂です(墓地、埋葬等に関する法律 第2条・第4条)。墓じまいで遺骨を移すときは、改葬許可が必要になります。それぞれの違いは「遺骨の行き先5つの違い」で比べています。
墓じまい後に選ぶときの確認点
- 個別に安置される期間と、その後どうなるか
- 供養の内容(年に何回、どんな法要を行うか)
- お参りできる日・時間、お参りのしかた
- 費用の内訳(永代供養料・納骨のときの費用・管理費の有無)
- 何人分まで納められるか、あとから家族を納められるか
- 宗派の条件があるか
今と同じお寺の永代供養墓に移す方法もあります。お寺の墓地の場合は、檀家をやめる話と一緒に相談してみましょう(「檀家をやめるときの流れ」)。
契約したら受入証明書をもらう
永代供養の契約が決まったら、改葬先として遺骨を受け入れることを示す受入証明書(または使用許可証など)をもらいます。これが改葬許可の申請に必要になります。申請のしかたは「改葬許可申請のしかた」をご覧ください。

