墓じまいはどこに頼む?自分で手配・石材店・代行サービスの違い

墓じまい

この記事は次の公式情報をもとにしています(確認日:2026年11月4日)。手続きの細かい点は市区町村で違うため、申請先で確認してください。

この記事の結論

墓じまいの頼み先は、①自分で手配する ②石材店に頼む ③代行サービスにまとめて頼むの3つです。違いは「誰が、どこまでやるか」。役所の手続き・お寺とのやり取り・工事・改葬先の手配を、自分でどこまで担えるかで選びます。

墓じまいでやることは4種類

頼み先を比べる前に、墓じまいで必要になる作業を分けておきます。頼み先によって、このうちどこまでを引き受けてくれるかが違います。

作業 中身 相手
役所の手続き 受入証明書・埋蔵証明を集めて改葬許可を申請する 改葬先・今の墓地・市区町村
お寺とのやり取り 相談、閉眼供養の依頼、檀家をやめる話 お寺(お寺の墓地の場合)
工事 墓石の撤去と区画を返すための工事 石材店
改葬先の手配 永代供養・樹木葬・納骨堂・散骨などの契約と納骨 霊園・お寺・散骨事業者など

全体の順番は「墓じまいの流れと必要な書類」にまとめています。

頼み先3つの違い

頼み先 自分でやること 向いている人
①自分で手配する 4種類すべて。工事は石材店に、改葬先は各施設に個別に頼む お墓の近くに住んでいて、平日に役所やお寺に行ける人
②石材店に頼む 工事は石材店。役所の手続き・お寺・改葬先は基本的に自分で 工事だけ任せたい人。お寺の墓地で指定の石材店がある人
③代行サービスに頼む まとめて相談できる範囲が広い(どこまで含むかはサービスごとに違う) お墓が遠方の人、窓口を一つにしたい人
読者
読者

実家のお墓が遠くて、何度も通えそうにないんです。

くらべて決める
くらべて決める

その場合は、まとめて相談できる代行サービスか、郵送やオンラインで申請できるかを先に確かめると、通う回数を減らせます。

①自分で手配する

役所の手続き、お寺とのやり取り、石材店への工事の依頼、改葬先の契約を、すべて自分で進める方法です。それぞれの相手と直接やり取りするので、内容を細かく把握できます。

一方で、窓口が多く、お墓の近くまで何度か足を運ぶことになりがちです。改葬許可の申請は「今のお墓がある市区町村」に出すため(墓地、埋葬等に関する法律 第5条第2項)、実家が遠い場合は郵送やオンラインで申請できるかを確かめておきます。長野市のようにオンライン申請に対応している自治体もあります(2026年11月4日確認)。

②石材店に頼む

墓石の撤去と区画を返すための工事を、石材店に頼む方法です。工事はどの頼み方でも石材店が行うので、実質的には「工事以外を自分でやる」形になります。

  • お寺の墓地や霊園では、工事できる石材店が決まっている(指定石材店)ことがあります。先に墓地の管理者に確認します
  • 石材店によっては、改葬先の紹介や手続きの相談にのってくれるところもあります。どこまで対応してもらえるかは見積もりの段階で聞いておきます

③代行サービスに頼む

墓じまいの手続き・工事・改葬先の手配などを、まとめて相談できるサービスです。窓口が一つになるので、遠方のお墓や、平日に動けない人に向いています。

ただし、「代行」に何が含まれるかはサービスごとに違います。次の点は申し込む前に書面で確かめましょう。

  • 工事・閉眼供養の手配・改葬先の紹介・役所の手続きのうち、どこまでが含まれるか
  • 役所に出す書類の作成を誰が行うか(書類の作成を人に頼むときは、行政書士などの資格者が行う仕事です)
  • お寺との話し合いをどこまで手伝うか(法律の判断が必要な交渉は、弁護士の仕事です)
  • 費用の総額と、追加費用がかかる条件

見積もりのどこを見ればよいかは「墓じまいの見積もりの見方」にまとめています。

どれを選ぶか

  • お墓の近くに住んでいて、時間に余裕がある → ①自分で手配する
  • 手続きは自分でできるが、工事の業者選びに迷う → ②石材店に頼む(指定石材店の有無を先に確認)
  • お墓が遠方、仕事で平日に動けない、窓口を一つにしたい → ③代行サービスに相談する

どの方法でも、改葬許可が出る前に遺骨を移すことはできません。順番を守って進めましょう。

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